第2回目の勉強会を開催しました!
―午前中:ベーシックナレッジ―
午前中は「子どもの権利最前線カナダ・オンタリオ州の挑戦」より第1部第3章『日本の地域子ども家庭支援拠点と子どもアドボカシー』の部分の学びをしました。
ユースからは万里くん、アライからは東洋大学で教鞭をとられる高田俊輔さんが発題してくださいました。
万里くんからは「コミュニティハブやアドボカシー事務所といった支援機関は、それぞれの人たちが自分の暮らしを主体的に見つめることで孤独・無力感から解放されるという目的のために必要で、またそういった機関の共同は子どもの権利を基盤とした養育文化を想像するのに必要不可欠である」という発表がありました。
高田さんからは「権利について考えていくうえで、“自由”と“責任”についてどう扱っていくか」、「子どもの声をどう聴いているか」という問いかけがありました。
ディスカッション
・意見表明権と自己決定権。子どもは選択するが、選択肢を作っているのは大人。なので、それを選択したからといってすべての責任が子どもにあるのではなく、選択肢と状況が調和しなかった時にはまた選択し直すことができる環境が大事。失敗できる環境があることが大事。
・いつ人は大人になるか。大人になると子どもの頃の感覚を少しずつ失ってしまう。大学生は素人であることの価値を大切にさせる。なぜそうなのか?と考えることが大事。大人であってもギャンブルに依存してしまうことがあるように、誰でも子どもの部分と大人の部分を持ち合わせている。
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―第2部 ストラテジック・ナレッジ―
【ゲスト】
特定非営利活動法人 日向ぼっこから
理事・SV:木本 ゆうさん
日向ぼっこの活動方針、活動内容、活動において大切にしていることについてお話をいただきました。
日向ぼっこは2006年から今年で13年目になります。当時は社会的養護出身者を対象としていましたが、活動していく中で、保護されなかった人たちの相談も多く受けるようになりました。社会的養護の当事者とは一時保護は含まれません。ですので、児童相談所が関わったとしても家庭に返された子どもたちは、支援が必要であっても社会的養護の枠に入ることができず、社会的養護における制度も利用することが出来ません。
保護に関わる児童相談所への第三者評価機関の設置は必須であること、社会的養護を越えて制度が必要な子どもたちにも制度が届けられるようになることが求められます。
また、委託を受けていると質より量的データが重要視されることがしばしばあります。しかし、本当に必要なのは一人一人に時間をかけること。時には電話が4時間になることもある。そういったサポートが必要であるにもかかわらず、そういった質的サポートへの評価はなかなか伝わりにくいものがあります。
ディスカッション
・地方にもこういった居場所支援が広まってほしい。活動が正当に評価されて必要な予算がとれるように行政に動いてほしい。東京の施設でも情報格差があるのだから地方なら尚更。スマホは支給しているから各団体や支援のアプリがあったら良い。
・“相談する”ことは難しいこと。日向ぼっこでは、来所者が好きなことをする場所。普通に会話する中で、ポロっと大事なことを話してきたり、一緒に解決した方がいい問題がでてきたりする。そういう何気ないことを大切にしている。
などなど!
他にもたくさんの内容がありました。全部はシェアしきれませんが、少人数だからこそできるゲスト方との対話、とても濃密な時間でした。
報告:菊池真梨香
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<次回の予定>
2018年7月22日 @東京オフィスビル27F サイボウズbar
第1部 10:00~(受付:9:30)
<ベーシックナレッジ>
「子どもの権利最前線カナダ・オンタリオ州の挑戦」P.44~81
“コミュニテハブは子どもと家庭に支援をつなぐ地域の最前線”
要約もありますのでご安心ください♪
第2部 13:30~ (受付:13:15)
<ストラテジック・ナレッジ>
ゲスト:川名はつ子先生
(早稲田大学人間科学学術院教授)
http://www.kawanalab.org/%E7%A0%94%E7%A9%B6%E5%AE%...
<お申込みはこちら!>
https://kodomo-no-koe.qloba.com/
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●●子どもの声から始めようプロジェクトとは?●●
「子どもが自分自身の意見を表明して、自分の居場所を自分で決めることのできる社会」の実現のため、「当事者の声をどのように活かしていくのか」について学びを深めることを目的をしたプロジェクトです。
言いたいことを伝え、やりたいことを叶え、過ごしたい場所で生活する。
一見当たり前のことのように思いますが、その当たり前であることを実現できない子どもたちがいます。
社会的養護のもとで生活する子どもたちの中には、これらのことを実現できずに生きづらさを抱えることも少なくはありません。
近年では、児童養護施設や、里親・養子縁組家庭で育つ子どもにかかる法律・諸制度や実務の改善において、「当事者の声が尊重される社会を実現すること」への注目がより一層高まっています。当事者によって形成され、当事者の声を届ける活動を行う団体も増えています。
その一方で、私たちは「当事者の声を知らない人に届ける」段階から、「当事者の声をどのように活かしていくのか」を考える段階に移行する必要性も感じています。
子どもの声から始めようプロジェクトの目的は、全9回の勉強会を通して、知識を得たその先で社会でどのように活かしていくのかについて学びを深めることです。
国内外の先進的な取り組みや、日本の社会的養護における子どもの最善の利益の保障の本質的な意義などについて学びます。そして、それらの知識をもとに当事者の声を活かすことができる政策についてグループで考え、最終回では政策提言も行います。
プログラムは前半のベーシック・ナレッジと、後半のストラテジック・ナレッジに分かれています。
ベーシック・ナレッジでは、『子どもの権利最前線 カナダ・オンタリオ州の挑戦』という文献を用いて、要約と発表、参加者同士で対話と議論を行います。
ストラテジック・ナレッジでは、子どもの権利におけるアドボカシー活動に関する研究者や実務者をゲストにお招きし、トークセッション&ワークショップを行います。
社会的養護や行政へのアプローチなどに興味のあるかたのご参加をお待ちしております。
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書籍「子どもの権利最前線カナダ・オンタリオ州の挑戦」
https://www.amazon.co.jp/%E5%AD%90%E3%81%A9%E3…/…/4780309514